第6回
わたしらしさを育む、
美しい生き方。

第6回<br>わたしらしさを育む、<br>美しい生き方。

COLUMN

わたしがわたしを好きでいつづけるために、いま改めて美しく生きることについて考える。仕事への向き合い方から、日常における意識の持ち方、身体に取り入れるものや習慣にまつわるお話を通して、自身の好きに素直に生きる6名の女性にインタビューする連載企画です。第6回は、映像作家の江田明里さんが登場。幼少期よりいろんな表現に興味を抱いていたという彼女が監督という職業に出合うまで、そして仕事や日常生活を通して、他者と関わるうえで大切にしていることについてお話しいただきました。

 

表現に心酔した幼少期
映像作家に出会うまで

「小学生の頃、漫画家を目指していたんです。夏休みはずっと手塚治虫を引き篭もって読むくらいの漫画っ子。元々絵を描いたり、映画や舞台を観たり、バレエをしたりすることも好きで、将来は何をしようと思ったときに、全部できるものって映画なのかもしれないと思ったんです。大学は日芸の映画学科に進んで、1年生のころはカメラを持つところから始まり、映像を作るためのあらゆる基礎を勉強していました。サークルでは、ファンタジーや夢物語好きが高じて、ミュージカルを作った黒歴史も(笑)。」
卒業後は、映画評論家や新聞記者、脚本家になる選択肢もあったなかで、チームでもの作りをすることに惹かれ監督の道を選んだ江田さん。「やっぱり一番身体を動かして、みんなで作る監督の仕事が楽しかったんです。まずは裏方を勉強しようと思い制作会社に入りました。どんなスタッフがいて、どんな流れで作品ができあがっていくのか、制作として働いた3年で動きがわかり始めた頃に、大学の先輩のつながりで監督の山田智和さんを紹介していただいて。私の作品を見せたらすごい面白かったよと言っていただいたのがきっかけでお手伝いに行くようになり、2年半アシスタントについていました」

 

みんなと楽しいを共有したい
監督としての自覚と課題

山田監督のもとで修行を積んだのち、現在はフリーランスの監督としてミュージックビデオや広告、ファッションなど幅広い分野で活躍している江田さん。色褪せないものづくりへの情熱はどこから湧き上がるものなのだろうか。
「諦めきれない何かなんです。ずっと、何もやりきれていない感覚があって。この先の人生で何を作っても、きっと満足することはないと思っているのですが、自分の感じたことや見たもの、聴いたことをインスピレーションにして、ずっと伝えていたいなと思います。あと、初心に戻るためにたまに読む漫画があって。小学生の頃に買った『ジェリービーンズ』が私のバイブル。

ファッションデザイナーを目指す女の子の話なんですけど、出版社に売り込むために服を作っているシーンがあって、『作るのめっちゃ楽しい!!』って言うんです。この気持ちが私の中にもずっとあって。監督はチームの先端に立つ人間で、一人でできる仕事ではありません。だからこそ、いかに自分のイメージを共有するか、いい空気感で一緒に作っていくかということもすごく大切になってくる。総合的にまだまだ未熟な部分が多いなと思いながら、少しでも楽しんでやっていけたらいいなと思います」

 

人に真摯に、明るく向き合う
美しく生きるための信念

監督として多くの人に出会ってきた彼女にとって、美しいと思う人に共通する部分はどこにあるのだろうか。「笑顔の人、あと人を信用する人です。人を信用できる人はやっぱり信頼される。たとえば、この人本当にこの時間に来るのかなとか、小さなこともそうですし、次絶対飲もうね、次会おうねとか、そういうこともさらっと流す人は流すし、これは仕事に置き換えても同じだなと思うんです。人を信用できる人は、きっと傷つけられてもぐっと堪えて、利他的になれる芯の強さがある。映像の仕事は関わる人が多い分、そのあたりがすごく大切で、そんな心の広さを持った人に会うと美しいなと思います」。

江田さん自身も美しく、信用される人間であるために、ささいなことから日々取り組んでいることがあるという。
「人前に出るときは、あまり暗くならないようにしています。暗い人には、暗い人しか寄ってこないですよね。根がローテンションなので、自分の気分を上げるために溶岩ホットヨガで身体を動かしたり、いい作品を観たりすることは欠かせません。あとは、真面目になりすぎないためにお酒を飲む(笑)。私にとって、ヘアスタイルも気分を左右するものの一つ。髪色がいいとハッピーな気分になれるので、1ヶ月に一回はカットやカラーをしています。撮影現場では一つ結びにすることが多いのですが、ミューツのオイルはサラっとしているのにまとまる感じがあって、髪を結うときに気になるアホ毛も心配なさそう。小さくて軽いこのサイズ感も、持ち歩きに便利で嬉しいですね」

 

 


 

【Profile】
Akari Eda
1994年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。在学中の2017年に制作した短編映画がオーバーハウゼン国際短編映画祭、リーズ国際映画祭にて上映される。映像制作会社勤務を経験した後、2020年から山田智和氏に師事。2022年に独立し、映像作家として活動を始める。ミュージックビデオ、コマーシャル、ファッションムービーなど、多岐にわたる作品を監督している。
instagram:@a_edak


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※記事内容は2023年3月取材当時のものです。

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