第6回
TALK to Me
私らしさを自信に変える
日々の食事とスキンケア

第6回<br>TALK to Me<br>私らしさを自信に変える<br>日々の食事とスキンケア

COLUMN

TALK to Me — 肌が教えてくれる、わたしごと。—
第六回目のゲストは、フリーランスディレクターとして、PRや企業とのコラボレーションなど幅広く活躍する石岡真実さん。日々のなかで豊かさを保つこだわりのライフスタイルの秘訣や、仕事と家族、そして自分と向き合う時間、それぞれの瞬間を心地よく楽しむヒントについて伺いました。

私らしさを自信に変える、日々の食事とスキンケア


— ファッションから食、ライフスタイルまでさまざまな分野で活躍されている石岡さん。最近はどういったお仕事をされているのですか?

PRのお仕事を中心に、企業やブランドとコラボレーションしてお洋服やアクセサリーをデザインしたり、マイホームを建ててからは雑誌の撮影が増えていて、我が家のキッチンで料理のレシピを撮影することも。最近は、代官山蔦屋書店でお気に入りの器や調味料を扱うイベントも定期的に開催しています。

— 石岡さんらしさをアウトプットするために普段から意識していることはありますか?

日常のなかでふと見つけたいいなと思えるものを無意識に切り取る癖がついています。新しいものばかりでなく、古いものも好き。このあいだもカラオケで、ZARDや小沢健二さんの90年代のミュージックビデオからインスピレーションを受けて、こういう世界観を切り取ってTシャツにしたら可愛いかなとか、このレコードジャケットの可愛さをなにかで使えないかなとか、いろいろな刺激を受けました。

 

— 感性の純度を保つために大切なことはなんだと思いますか?

SNSなどから流れてくる情報は、遮断する時間もつくらないと自分らしさがなくなってしまうのであまり見過ぎないように気をつけています。旅に出て、その土地の自然や暮らす人々を見るのは私にとって大切な時間。海外などで可愛いなと思うファッションの人を見かけたら、コーディネートのポイントを色でメモするようにしていて、帰ってきたときに自分らしいコーディネートに落とし込んでみたりしています。

— そういった記録はファッションだけでなく、趣味のお料理でもされますか?

そうですね。ご飯屋さんに行ったらカウンターに座って、どうやったらこんなに速く料理を提供できるんだろう?と疑問に思ったことを、厨房を観察してコツを盗んだり、素敵な盛り付けは写真やメモに残すようにしています。自分でつくるご飯の味に飽きたら、スパイスを使っているご飯屋さんに行って、一つ一つスパイスを分けて食べてみて味の決めてを探ってみたり。探求して、生活に活かすことが好きなんですよね。

— ライフスタイルや環境によって、ご自身の価値観にも変化は感じますか?

埼玉に引っ越してからは、衣よりも食、住がメインの生活に変わったと思います。それまでは直感で欲しいと思ったものを気にせず買っていましたが、今では着心地がよくて、飽きが来ずに長く着れるものを吟味して選ぶようになりました。シンプルになったからこそ、上質なものを大切に着続けたいという気持ちが大きいです。

SNSではご家族の様子もたびたび発信されていますね。家族と良好な関係を保つために大切なことはなんだと思いますか?

いい意味で求めすぎないこと。二人とも忙しいのでピリつくときもありますが、ほどよい距離感を保つことで家庭が居心地のいい場所になっていると思います。あとは、家族揃って食卓を囲める日はしっかりご飯をつくること。大人も子供もお腹が満たされれば機嫌がよくなるじゃないですか。その二つを大切にしています。

— 子育てで大事にしていることはありますか?

自発的な人になって欲しいと思っているので、基本的には怒らない。あとはなるべくいろんな景色を見て、いろんな人たちとコミュニケーションをとって欲しいと思っていて。夫とも協力しあって、できるだけいろいろなところに連れていくようにしています。少しでも可能性を広げて欲しいから。

— 子供のうちからいろいろな環境や人と出会うことで視野が広がりそうですね。

息子は地球儀や地図を見るのが好きで、私より国旗を言えます。ここに行ってみたいとか、ここの大統領ってどういう人なの?とか、驚くような視点で質問が飛んできたりして。それだけ、彼の中でいろいろな刺激を受けているんだろうなと思います。


— TOUQUというブランド名には、価値あるものに触れることで調子を整えるという意味が込められています。石岡さんが自身を整えるために日常で大切にされていることはありますか?

赤提灯に行って日本酒を飲むなど、一人飲みの時間が自分に問いかける時間になっている気がします。一人で黙々と食べて飲んでいると、周りから知らない人たちの会話がたくさん聞こえてきて、それが楽しいんですよね。すごく人間らしいというか。私がずっと悩んでいたことも、「うんうん、そういうときもあるよね」って、大したことないなって思えたりするんです。

— 粋な一人時間ですね。おうちで過ごす時間のなかではいかがですか?

やっぱりお風呂の時間ですね。夜は息子と一緒に入っていてなかなかゆっくり浸かることができないので、朝時間がある日はここぞとばかりにお湯を張ってゆっくり入っています。浴槽には私がこだわって選んだ天然の十和田石を使っていて、北向きなので朝でも明るすぎないところがお気に入りポイントです。あとは、寒い日でもまずは玄関を空けて、お香や蚊取り線香を焚くこと。空気が入れ替わって、ふわっと懐かしい香りが漂うその瞬間が好き。清らかな気持ちで一日が始められる気がします。

— 食生活においてご自身の美容や健康のために工夫されていることはありますか?

米油やオリーブオイルといった良質な油を取ること。動物性の油はもたれやすく、肌にもあまり良くないのでできるだけ控えて、豚肉も蒸してから食べたり、できるだけ脂身を落としてから食べるようにしています。あとは、酵素玄米が腸活にもいいと聞いたので、週に二回は白米の代わりに酵素玄米を食べたり、お酢や水分なども積極的に摂取するようにしています。


これまでを振り返って、肌のコンディションが崩れたり、トラブルに悩んだことはありますか?

若い頃は遊びすぎてメイクを落とさずに寝てしまったり、ジャンクフードばかり食べて肌あれしたりしていました。そもそも美容への意識があまり向いていなかったので、メイクでプラス美容はしていても、クレンジングや洗顔などマイナス美容は全然できていなかったと思います。ここ10年くらいで食生活や日々のスキンケアを見直すようになってからは、肌のトーンがすごく上がったと思います。

— 美容アイテムを選ぶときにこだわるのはどういうポイントですか?

コロナ禍以降はマスクの摩擦による影響からか頬の赤みが気になるようになってきて、鎮静効果のあるものや保湿力の高いとろみのあるテクスチャーのものを選ぶことが増えました。TOUQU to tone のナノバブル モイスチュアローションのとろっと感もお気に入りです。30回振ることでナノバブルが発生するのが見えるのも楽しいですよね。

モイスチュア ローションには和美乃盆盆という酒粕とトウミツを合わせた保湿成分も入っているんですよ。

日本酒は美容にもいいですもんね。私もお風呂に日本酒を入れたりします。普通に料理や晩酌用のスーパーで買えるパックのボトルですが、贅沢に使えるのがいいですよね。


— ほかにも気になった商品はありますか?

シュガーソープとクリームウォッシュは朝晩で使い分けて使ってみたんですけど、特にシュガーソープの洗い上がりのつるっと感が心地よかったです。透明感も上がったような気がしました。夜はシュガーソープでさっぱりと洗い流して、朝はクリームウォッシュでマイルドに洗顔するのがお気に入りの使い方です。

— 石岡さんにとってスキンケアの時間はどんな時間ですか。

自分の内面への投資。朝起きてトラブルがないとか、素肌が整っていることでまた一日頑張れるというか、「良し!」っていう気持ちになりますよね。


【Profile】
石岡真実(いしおか・まみ)
フリーランスディレクターとして、ファッションブランドのPRや企業とのコラボレーションなど幅広く活躍中。156cmの小柄な体型を活かしたシンプルで着回しやすいファッションや料理に関する投稿「#マミノメシ」も人気で、洗練されたこだわりのライフスタイルと飾らない人柄にファンも多い。著書に『小柄な大人の春夏秋冬 ベーシックスタイル手帖』(双葉社)がある。

 

instagram:@mami_ishioka



【Staff credit】
Photograph: Yu Inohara
Interview&text: Mikiko Ichitani

 

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