顔のたるみは
○○が原因!?
ハリ肌を保つ
マル秘テクニック
SKIN
ふと鏡で自分の顔を見た時、頬やフェイスラインが下がってきた、なんだか老けた気がする、と感じることはありませんか?毎日のスキンケアで肌の質感の変化や、目に見えるシミやシワを感じた時は、スキンケアに力を入れる方も多いのではないでしょうか。しかし、たるみが一向に改善しない、肌がモタッと下がった感じがするなら、それは「顔のたるみ」のサインです。顔のたるみは、顔の筋肉や皮膚の衰えだけでなく、実は、頭皮が原因かもしれません!
今回は「顔のたるみ」の原因と対策を「頭皮」との関係性から紐解いていきましょう。
教わったのは…
なっちゃん先生。
アジュバンで美容室向けのセミナー企画・運営を担当し、豊富なコスメ知識で美容のプロの方々をサポートしています。
仕事、家事と大忙しで猫の手も借りたい2児の母。
同僚のウエムラーと日々奮闘しています。
顔のたるみと頭皮の関係性とは
それともせんべぇを食べ過ぎた結果の話かしら?
なんかいまいち効果がない気がするんだよね〜
「シワ」とか「たるみ」が気になると
顔のお手入ればかりする人が多いんだけど、
頭皮とかはケアしてるの?
頭じゃなくて顔の悩みって言ってるじゃ〜ん。
相当お疲れちゃんなんだね。
せんべぇでも食べる?
ってわかってるわよ!
頭皮と顔は一枚皮で繋がってるでしょ?
だから頭皮も気にしてあげないとダメなのっ!
頭部の皮膚のうち、顔の皮膚は3分の1、残り3分の2という大きな面積を頭皮が占めています。また、皮膚を構築する皮下脂肪や真皮、表皮は、顔だけでなく、もちろん頭皮にも存在しており、紫外線などの外的刺激や加齢に伴う変化が頭皮環境に大きく影響します。本来、弾力のある健康的な頭皮が顔の皮膚を支える役目を持っていますが、様々な原因によって頭皮が硬くなると、顔を引き上げる力が弱くなることで、顔のたるみに繋がっているのです。
頭皮の弾力が失われる主な原因
- 紫外線や乾燥によるダメージ
紫外線によるコラーゲンやエラスチンの破壊、乾燥による水分不足はハリを失わせる大きな要因です。特に身体の中で最上部に位置している頭皮は、紫外線の影響を最も受けやすい状況下にあることを忘れてはいけません! - 加齢に伴う筋力低下やホルモンバランスの乱れ
年齢と共に皮膚や筋肉は弾力を失い、たるみやすくなります。また、ホルモンバランスが乱れることでキメが乱れ、頭皮が伸びる要因にもつながります。 - 血液やリンパの流れが悪い
血液中の酸素運搬が滞ると老廃物が溜まりやすくなり、新陳代謝が下がることで頭皮が硬くなり、さらに血流が流れにくくなるという悪循環に。
頭はヘアスタイルのことしか気にしなかったなぁ
まぁいいや。
じゃあ頭皮についてもしっかり勉強してみようね。
頭皮が硬いと「3大たるみ」が出やすい!?
顔の「3大たるみ」といえば、
①頬のたるみ(ほうれい線)
②上まぶたのたるみ
③フェイスラインのたるみ(二重あご)
自分の顔に当てはまる「たるみ」はありますか?実は、すべて頭部の筋肉が硬く凝り固まっていることが影響しているかもしれません。
頭の皮膚の下には帽状腱膜という帽子のような筋膜があり、頭蓋骨を覆いポンプの役割を持っていて、前頭筋、側頭筋、後頭筋とつながっています。これらの筋肉が萎縮すると帽状腱膜が引き伸ばされて上部の頭皮が突っ張り、薄くなることで頭皮が硬化し、ハリがなくなったり、血流の低下につながっているんです。
3大たるみのパーツ別に原因をみていきましょう
【①頬のたるみ(ほうれい線)】
側頭筋のコリが原因です。頬や口元の筋肉と繋がっているので、筋肉が硬く縮まると頬や口元を上げることができず、ほうれい線となって現れます。
【②上まぶたのたるみ】
前頭筋、帽状腱膜のコリが原因です。眉や目の筋肉と繋がっているので、眉や上まぶたが動きにくくなり、目の上に皮膚が垂れ下がってきてしまいます。
【③フェイスラインのたるみ(二重あご)】
側頭筋と後頭筋のコリが原因です。筋肉が硬くなり弾力がなくなると、顔の皮膚全体を後ろに引っ張ることができずに、輪郭のたるみに直結してしまいます。
また、帽状腱膜の硬化は、紫外線などの外的要因により、真皮層にあるハリを保つ成分(コラーゲンやエラスチン)が失われることも原因のひとつです。頭皮が受けたダメージは巡りめぐって顔の皮膚にも影響してしまうということですね。
でも自分の頭皮の状態って見れないし、誰かと比べることもできないからわからないよね。
でもチェックする方法はちゃんとあるから安心して!
あなたの頭皮は大丈夫?セルフチェックしてみよう
まずは、触って分かるセルフチェック。
あなたはいくつ当てはまりますか?
✓頭皮が指でつまめない
✓こぶしで生え際や眉の上をグリグリすると痛い
✓頭皮を触るとぷよぷよしている
✓額や頭頂部、襟足の左右が角ばってきた 又は 左右で形が異なる
✓両手で頭皮を掴んで動かした際の可動域が1㎝未満
ひとつでも当てはまる人は、頭皮の硬さ(コリ)が気になります!
続いて、見て分かるセルフチェック。
あなたはどれに当てはまりますか?
鏡で見にくい人は、写真を撮って確認してみよう!
✓頭皮が赤っぽい色をしている
炎症を起こしている、もしくは炎症の手前にある状態なので要注意です!すぐにケアをしてあげましょう。
✓頭皮が黄色っぽい色をしている
血行不良や乾燥、老廃物が溜まることにより黄色や茶色っぽい色味になっている状態です。パンって古くなると黄色くなってカチカチになりますよね。それが頭皮でも起こっているようなイメージ。要注意の状態です!
✓頭皮が青白い色をしている
水分がしっかりあり、柔らかくて透明感のある健康な状態です。ただし、頭皮環境は毎日変わっていくので定期的なチェックで健康な状態を維持しましょう。
僕は青いんだけどどれに入るんだろう??
信号の色で覚えるといいよ。
日々のお手入れで頭皮&たるみケアを習慣にしよう!
たるみケアにおいて鍵となる場所は「頭皮」でした。なぜなら、頭皮と顔は1枚の皮膚で繋がっているからです。つまり、たるみケアをしっかり行うためには、まず、頭皮のケアを正しくしていただき、弾力があって柔らかい、すこやかな頭皮をつくっていくことが重要となります。
すこやかな頭皮環境づくりに覚えておきたい大切なポイントを3つご紹介!
①頭皮用ローションでしっかり保湿
頭皮は顔の皮膚と同じような構造をしていますが、皮脂や汗によって汚れやすく、保湿機能が比較的低いため、乾燥やかゆみなどの頭皮トラブルが起こりやすい部位。頭皮の乾燥トラブルを減らすためには、頭皮を保湿することと、うるおいを逃さない心がけが重要です。おすすめは、洗髪後の頭皮用ローション!お風呂あがり、タオルドライをした後の頭皮がまだ乾ききっていない状態でつけると、より浸透しやすくなりますよ。
また、アイテム選びも重要です。3つのポイントに着目してみましょう。
- 保湿力のある成分
もともと肌が持っていて、与えた水分を抱え込む働きをしてくれているのが、ヒアルロン酸とコラーゲン。水分の補給も大切ですが、保湿という観点では、うるおいを逃がさないことも重要です。 - 肌へのなじみやすさ
頭皮は顔と違ってハンドプレスができない分、塗布後に肌になじみやすい工夫がなされているアイテムがおすすめ。例えば、ジェット噴射のように頭皮に直接スプレーできるタイプや、炭酸が噴射剤として使われているとなお良いでしょう。 - 肌へのやさしさ
毎日使っていくケアアイテムなので、全身どこに使っても安心なものを選ぶとよいでしょう。特に気をつけたいのが、エタノール(アルコール)です。エタノールは水分を蒸発する力が強いので、爽快感は得られやすいですが乾燥に繋がりやすくなります。できるだけ、ノンエタノール(ノンアルコール)を選んでみてください。
②頭皮マッサージでほぐして血流アップ!
頭皮の硬くなった筋肉をほぐしてあげることで、繋がっている顔のたるみにも良い影響があります。特にフェイスラインのもたつきが気になる場合は、耳の上のこめかみ部分から後頭部に向かってほぐしてあげましょう。ポイントは前から後ろに、フェイスラインを上げるようにして動かすこと。気持ちいいと感じる力加減でほぐしてみてください。丁寧にマッサージしている時間がないときは3秒でも1箇所でも、“動かしてあげる”ということが大事です。頭皮用ローションを塗布した際に、同時にマッサージしてあげると一石二鳥ですね!
※注意:肌は刺激に弱いので、強くこすらないようにしましょう。シャンプーのときにも注意してくださいね。
③プロによるスペシャルケアを
セルフチェックやセルフケアはできても、直接目で確認できない頭皮は、やっぱりプロに見てもらうことが美へのいちばんの近道です。最近ではヘッドスパ専門店も増え、美容院でもヘッドスパメニューを設けるお店が増えてきましたよね。一ヶ月に1回など、通える範囲で時々プロのヘアケアを受けることをおすすめします。ヘッドスパは、リラックスだけでなく、リフトアップや頭皮環境の改善といった多岐にわたる美容効果をもたらします。特に顔のたるみやシワに悩んでいる方にとって、頭皮ケアは必須です。ご自身にあったサロンを見つけましょう。
さらにプラス!頭皮の土台づくりはシャンプーで!
せっかくいいアイテムを選んで正しくケアを行っていても、そもそもの土台が整っていないと効果が半減してしまうことがあります。例えば、汗や皮脂、スタイリング剤の汚れが頭皮の毛穴に残っていたり、炎症が進み敏感な状態になっていたり…。頭皮の土台を整えるためには、今の自分に合ったシャンプーを使って、正しい洗髪をすることが重要です。毎日のシャンプーを見直してみるだけで、頭皮ケア&たるみケアにも効果的なので、覚えておいてくださいね!
いかがでしたか?フェイスラインのもたつき、顔のたるみは、年齢を重ねるとともに現れる悩みですよね。特に産後の肌悩みとしても多く挙げられ、子育てママであれば共感できるポイントではないでしょうか。人の印象にも大きく影響する厄介な悩みだからこそ、たるみの原因を知り、対策を少しずつ毎日の習慣に取り入れることで、美しい横顔づくりのヒントになるかもしれません。
「KIDSNA美容部」の活動でもレクチャーした内容です!
2024年9月4日(水)に開催された第2回目の活動テーマは「たるみケア」。
今回は産後の肌悩みとして「たるみ」「むくみ」「ハリ感」にお悩みを抱えた子育てママたちが集合。たるみに関するリアルな声をヒアリングしつつ、なっちゃん先生との対話を通して、原因と美容方法のレクチャーを行いました。
原因を知るというテーマでは、マイクロスコープでの頭皮チェック体験を実施。実際に自分の頭皮を60倍に拡大したカメラで確認し、現在の健康状態を一緒に確認。それぞれの状態に合わせた原因と対策をお伝えしました。セルフケアレクチャーでは、実際に自宅でできるケア方法をお伝え。実際にフェイスラインの変化を感じていただくことで、よりケアの大切さと継続することへのモチベーションを体感いただきました。
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