今こそ実践したい!
美肌に導く正しい
こすらない美容法

今こそ実践したい!<br> 美肌に導く正しい<br>こすらない美容法

SKIN

前回に引き続き、今回も妊娠・出産を通して大きな変化が起こる女性の肌ケアのお話です。
産後ママの代表的な肌トラブルである「シミ」や「乾燥」、「シワ・たるみ」には、それぞれに適した対策方法がありますが、それに加えてある共通の大切なポイントがありました。

 

なっちゃん先生
なっちゃん先生
こんにちは、なっちゃん先生です。
ウエムラー、前回話したポイントって覚えてる?
もちろんだよ。
食器みたいにゴシゴシこすっちゃだめ!
ってやつでしょ?
ウエムラー
ウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
その通り!大正解!
見てない人は前回の記事をチェックしてみてね。

 

一般的になってきた「摩擦レス」という言葉。みなさんは実践できていますでしょうか。
なかでも気をつけたいポイントは、「落とす・洗うケア」です。
お風呂あがりのスキンケア時は、丁寧にやさしくケアすることを心がけている方も多いと思いますが、クレンジングや洗顔のやり方を見直したことはありますか?実は、様々な肌悩みの根本原因は「落とす・洗うケア」の中にあるかもしれません!

今回は、肌をゴシゴシこすらないとはどういうものか、また、こすらないことがなぜ肌にとって良いといわれるのか、「こすらない美容」についてお話しします。

 


 

教わったのは…
なっちゃん先生。
アジュバンで美容室向けのセミナー企画・運営を担当し、豊富なコスメ知識で美容のプロの方々をサポートしています。
仕事、家事と大忙しで猫の手も借りたい2児の母。
同僚のウエムラーと日々奮闘しています。

 

 

こすらない美容とは?

顔の皮膚は身体の皮膚よりも薄く、とてもデリケート。紫外線などの刺激に弱く、刺激を受け続けることでシミやシワ、たるみなど多くの肌悩みの原因になることが知られています。実は、過度の摩擦も肌にとっては刺激の1つ。スキンケアでどんなにいい美容成分を使っていても、こすってしまっては全てが台無しに、、!「肌をこすらない」「刺激をできるだけ与えない」ことを徹底することが、すこやかな肌状態を保つために最も大切なポイントです。

とはいえ、顔を触らないことは日常の生活の中では不可能ですよね。肌状態によっては少なからず摩擦を伴うケアが必要なこともあります。しかしそれは必要に応じて行うスペシャルケアだと心得ておきましょう。ここでいう「こすらない美容」は、日々のお手入れにおける「こすらない」を意識することと捉えておいてくださいね。

 

落とすケア:こすらないクレンジング

クレンジングにはオイルやジェル、クリーム、シートなど様々な形状のものがありますよね。
皆さんはどのようにクレンジングを選んでいますか?
肌に合わないクレンジングを使用したり、適切なクレンジングができていなかったりすると、
肌トラブルにつながることもあるため、正しい選び方と使い方を知っておくことが重要です。

ポイント① 自分の肌に合ったものを選ぼう

まずはクレンジングのタイプ別の特徴を理解して、自分の肌質や肌状態に適しているクレンジングを見極めましょう。季節や体調、年代によっても肌状態は変わるので、定期的なチェックがおすすめ。また、用途やその時の状況に合わせたアイテム選びも大切です。濃いメイクをしているのに洗浄力の弱いクレンジング剤を選ぶと、メイクを落とすことができずに肌をゴシゴシこすったり、肌に残ったメイク汚れが肌トラブルにつながることも。目元のしっかりメイクはオイルやシート系でさっと落とし、顔全体はジェル系のやさしいクレンジング剤を使うなどの使い分けをしてもいいかもしれませんね。

 

ポイント② 適切な量と時間を守ろう

こすらないクレンジングを目指すのであれば、肌と手の摩擦を軽減するクッションの役割を果たしてくれるものがおすすめです。
しっかりと厚みがあり、肌の上でのばした時にしっかり広がるテクスチャーのものを選びましょう。
1回で使用する適正量を守り、たっぷりと使うことで肌への刺激を極力へらすことができます。また、肌にのせる時間が長いほど、負担になるので注意!クレンジングはできれば1分以内で、素早く、やさしくが鉄則です。

クレンジングって難しいね…
たっぷりつけたんだけど、
なかなか落ちなくて、焦っちゃうよ〜
すっぴんウエムラー
すっぴんウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
ってかあなた、本当はそんな色なの?
衝撃的なんだけど…
しかも焦ってグリグリしたでしょ?
赤くなってるじゃん。
だって1分以内とか言われると
ついつい急いじゃうよ〜
コツとかないの?
すっぴんウエムラー
すっぴんウエムラー

 

ポイント③ 手や指の動かし方に注意しよう

メイクとなじませようと肌をグリグリとしていませんか?これこそ肌の大敵、摩擦です。まずは手のひらでクレンジング剤を温めてから、皮脂の出やすい部分(額、鼻、両頬、顎)に5点置きして、くるくると伸ばしていきましょう。両手全体や指先を使ってやさしく肌をなでるようにメイクをなじませます。肌が上下に動いたり、シワが寄ったりしていたら力が強すぎる証拠。鏡を見ながら力加減を確認してみてね。また、小鼻のザラツキなど細かい部分が気になる方は、薬指と小指を使ってやさしく動かしましょう。

 

 

洗うケア:こすらない洗顔

洗顔にも、石けんやクリーム、フォームなど、様々な形状のものがあります。洗顔もクレンジングと同様に肌質や肌状態に合わせて選びましょう。乾燥しやすい肌質の方は、できるだけ保湿成分が含まれている洗顔料を選んでみてください。忙しい朝や時間に余裕がない時にはフォームタイプ、敏感肌の方はパウダータイプなど、状況や肌環境に合わせて使うアイテムを変えるのもおすすめです。「毛穴の汚れを落としたい」「ニキビを改善したい」という肌悩みで選ぶこともあるかもしれませんが、「自分に肌に合っているか」が最も重要ポイントです。

 

洗顔ってこすらなくていいの?
汚れが落ちなさそう。
すっぴんウエムラー
すっぴんウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
こするというよりは
泡を転がすイメージかな。
それだけで十分に汚れを浮かせながら
落とすことができるの。

 

ポイント① 泡立てパフを使おう

洗顔時に何よりもこだわりたいのが「泡の質」。質の良い泡をつくるためには、良い泡立てパフを選んで正しく使うことが大切です。パフ選びのポイントは、形ではなく素材。しっかり伸びるものを選ぶことがおすすめです。パフをしっかり伸ばすことで網目が広がり、泡立て中に空気が入るので簡単にキメ細やかなで弾力のある濃密泡をつくることができます。購入直後は縮まっているので、使用前に思いっきり伸ばしてみましょう。

 

ポイント② たっぷりの「泡」をつくろう

泡を立て時のポイントは空気の含ませ方です。

  1. まずは泡立てパフに水分を含ませます。この時にしっかりネット部分を伸ばしておきましょう。
  2. パフの中心に洗顔料を出します。量はメーカー推奨量を使いましょう。
  3. パフを伸ばしながら空気を入れ込み、よく揉んで泡立てる、を繰り返します。泡が硬い、泡立ちが足りないと感じた時は少しずつお湯を足すと泡立ちやすくなります。
  4. 十分に泡立ったらネットから搾り取り、両手いっぱいの量ができたら完成です。

泡で出てくるタイプのフォーム洗顔を使っている方は、出てきた泡の濃密感、
特にもっちりとしたキメ細やかな泡が出てきているかをチェックしてみましょう。

泡立てパフ使ったことないかも
ウエムラー
ウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
意外と使っていない人は多いんだけど
素早く質の良い泡を作るなら必需品だよ。
手を逆さまにして落ちない泡が目安かな。
っていうか、いつのまにメイク?したの…?
時間が立つと戻るんだよね。
ウエムラー
ウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
なんだか私あなたが怖くなってきたわ…

 

 

ポイント③ 「泡」で洗おう

洗顔は手で洗うのではなく、泡を転がすようにして洗うことを意識しましょう。泡がクッションになることで顔と手指の間に生じる摩擦を軽減してくれます。また、キメ細かく弾力のある泡であれば転がすだけでしっかり汚れを吸着してくれます。小鼻や顎まわりなど、毛穴や角栓の汚れが気になる部分は、手のひらで泡を優しくプレスするように押し洗いをすると、汚れが密着しやすくなって、力を入れてこすらなくてもすっきり洗うことができるのでおすすめです。

 

ポイント④ 時間をかけすぎないように注意しよう

丁寧な洗顔を心がけることは大切ですが、時間をかけすぎないことはもっと重要です。また、顔の汚れをしっかり落とすために念入りに洗おうとしていると、つい力が入ってしまうこともあるので、要注意。洗顔時間の目安は30秒~1分ほど。短時間でしっかり汚れが落ちるか心配という方は、Tゾーンなどの皮脂や汚れの残りやすい部位から先に泡をのせて、乾燥しやすい口元や頬などを最後に洗うように工夫しましょう。泡で洗った後はすすぎ残しがないように、ぬるま湯でしっかり洗い流してくださいね。

 

 

【まとめ】「こすらない美容」で自分の肌と向き合ってみましょう!

ここまで正しいクレンジング、正しい洗顔をご紹介してきましたが、いきなり全てを実践するのは大変ですよね。まずは意識してみることから初めてみてもいいかもしれません。
この時に気をつけたいのが、肌に触れるときは必ず鏡を見ること!鏡を見ないと、いままでの染みついた手つきで無意識にケアしがちで、肌が摩擦で動いていても気づくことができません。鏡を見ながらスキンケアすると、自分の肌と向き合わざるを得ませんよね。目を逸らしてはいけない現実が、鏡の中の自分です。まずは自分の肌と対話して、今の肌を理解することが大切です。

そう。
目を逸らしてはいけないのです。
ウエムラー
ウエムラー
なっちゃん先生
なっちゃん先生
かっこつけて
消えてんじゃないよ

 

いかがでしたか?「肌をこすっている」とはどういう状態なのか、「こすらない美容」とはどのようなものか、理解いただけましたでしょうか。正しいケアを習慣化することで、肌質がだんだんと変わってくるのが分かってくるはずです。どんなに良いもの、良い美容成分でも、使い方を間違っていては本末転倒。正しく使ってすこやかな肌をキープしたいですね。

 


 

なっちゃん先生
なっちゃん先生
今回お伝えしたポイントは、
「KIDSNA美容部」の活動でもレクチャーした内容です!
みなさんすごく楽しんでたね!
ウエムラー
ウエムラー

 

 

肌ケアにお悩みを抱えた子育てママたちが集合。
2024年6月20日(木)に開催された第一回目の活動テーマは「スキンケア」。
産後の肌悩みなどリアルな声をヒアリングしつつ、なっちゃん先生との対話を通して、肌トラブルの相談や美容方法のシェア、レクチャーを行いました。

 

 

スキンケア体験会では、様々なお悩みの根本となる【洗うケア】に着目して、洗顔時に大切にしたいポイントをレクチャーしました。洗顔の種類や選び方、パフの使い方や泡立て方をお伝えした上で、クレンジングからスキンケアまでを体験。洗顔後の肌の仕上がりや透明感、その後に使うスキンケアの肌なじみの違いを実感していただきました。

 


 

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