いまさら聞けない!
知っておくべき
メイクアイテム選びの
基本をおさらい

いまさら聞けない!<br>知っておくべき<br>メイクアイテム選びの<br>基本をおさらい

SKIN

敏感になりやすい今こそ、肌をいたわるメイクアイテム選び

気温も暖かく過ごしやすい季節になり新生活がはじまる春!心機一転、晴れやかな気持ちで迎えたいところですが、肌あれやニキビに悩まされたり、メイクのりも悪い、、なんてことはありませんか?実は、冬から春に季節が移ろうこの時期は、気温差や花粉などの季節要因も相まって肌が敏感になりやすく肌あれしやすいといわれています。
そんな肌状態の時、メイクをしても大丈夫かな?メイクをすると肌の調子が悪くならないかな?と不安な思いを抱える一方で、こんな時こそ肌をきれいに見せたい、赤みを目立たなくしたい、と思うこともあるのではないでしょうか。
今回はそんな悩める季節に知っておきたいメイクアイテムの選び方をまとめました。

教わったのは…
ブランド企画担当 Sさん
アジュバンコスメジャパンで、スキンケア・メイクアップアイテムにまつわる各ブランドのプランニングやプロモーションまで幅広く担当中。

 

そもそもメイクにはどんな役割があるの?

メイクの役割は大きく分けて3つ

【その① 美的効果】
メイクといえば、化粧品を使って顔を美しくみせることがいちばんに思い浮かびますよね。様々なアイテムを使ってコンプレックスを解消したり、印象を変えることでなりたい理想の自分に近づくことができるメイク。また、身だしなみとしても欠かすことのできないものとなっています。

【その② 心理的効果】
メイクをすることで自分に自信が持てたり、安心感や満足感を感じる、積極性が出て活動的になるなど、心理的なメリットも大きいです。トラブルをカバーできた肌には自然と自信が持てるようになりますよね。また、新しいコスメを手にした時のわくわく感や、なりたい自分に近づけた時の気持ちの高ぶりを実感したことのある方も多いのではないでしょうか。

【その③ 保護的効果】
肌老化や皮膚がんなどを引き起こす原因と言われている紫外線や大気汚染などの外的要因から肌を守るためにも、メイクが果たす役割はとても重要です。特にベースメイクはスキンケアのラストステップともいえるほど、大切な役割であると考えます。

実は、「メイクで肌を守る」という3つ目の役割は、すこやかで美しい肌を維持しメイクの効果を最大限に発揮するために最も重視すべきポイントです。

ノーメイクで毎日過ごすことはおすすめできません!
メイクで肌を守ろう

洗顔や化粧水などによる保湿、日やけ止めによるUVケアなど、“スキンケアはお肌にとってよいこと”、という認識はあるけれど、“メイクは肌に負担をかけるもの”という印象をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、ノーメイクで毎日過ごすことはおすすめできません。なぜなら、ノーメイクの状態は肌が常に無防備になっているからです。ベースメイクのいちばんの役割は肌をキレイにみせることですが、メイクで肌の上にヴェールをつくることで保護効果を発揮し、マスクの擦れや花粉、ホコリなどから守る効果も生まれます。

気にすべきもうひとつのポイント!
メイクで過ごす時間について

メイクは日常的に行っているのであまり意識しない方も多いかもしれませんが、外出前にメイクをし、帰宅後にメイクオフをすると仮定すると、平均して10時間~12時間、1日の約半分は肌の上にメイクが付着している状態です。ときに残業や仕事帰りの飲み会がある日は16時間〜18時間、つまりほぼ1日中つけっぱなしということもあります。
そんな日常生活の一部となっているからこそ、「メイクで肌を守る役割」をしっかり果たすために、肌の負担にならないメイクアイテムの選び方や使用方法をきちんと知っておきましょう。

何を選んだらいい?
押さえておきたいメイク選び4つのポイント

メイクアイテムを選ぶ時は、肌へのやさしさと機能性を合わせ持ったアイテムを選ぶように心がけるといいと思います。特に肌が敏感な状態で使うアイテムには気を使い、正しい選択と使い方を守ることが大切です。
とはいえ、世の中に数多くあるアイテムの中からどれを選んだらいいのか分からない方は、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。


ポイント➀ 紫外線防止効果のあるアイテムを選ぼう
季節や天候により度合いの違いはあるものの、肌は年間通して紫外線の影響を受けるため油断は禁物です。紫外線は家の中にまで降り注ぐため、外にあまり出ない、テレワークだから大丈夫と思っていても日焼け止めやメイクで紫外線をカットしないと肌はダメージを受けてしまいます。出かける予定がない日でもUVケア効果のある化粧下地を塗っておくなど、しっかり対策をしておきましょう。

ポイント② 配合成分にも気を使おう
彩りを与える発色やカラーバリエーションもメイクにとっては大切な要素のひとつですが、それに加えて余計なものは入れないシンプルな処方のアイテムが理想です。メイクで赤みや痒みの症状を経験したことのある方は、以下の成分をなるべく避けたアイテム選びがおすすめです。

・旧表示指定成分
・紫外線吸収剤
・鉱物油
・合成香料
・タール系色素/コチニール色素
・エタノール
・石油系界面活性剤
・パラベン

ポイント③ 皮膚刺激テストの有無を確認しよう
特に肌が弱い方、肌トラブルが起きている状態の方はパッチテスト済み、アレルギーテスト済みなどの表記も確認しておきましょう。
メイクやスキンケアアイテムでよくみられる皮膚刺激テストには以下が挙げられます。

・パッチテスト
・アレルギーテスト
・スティンギングテスト
・ノンコメドジェニックテスト

ただし、これもあくまでテスト結果としての目安です。自分の肌に合うかどうか、顔以外の目立たない部位で肌に影響がないかのチェックをすることが大切です。

ポイント④ メイクの落としやすさも重要です
毎日のクレンジングは意外と手間がかかりますよね。下地のみの軽いメイクの日だとしても、メイクを落とさずに寝ると肌トラブルのもとになるため、クレンジングは必須です。1日の終わりにはクレンジングで肌をまっさらな状態に戻しましょう。
その際に使うクレンジング剤の選び方もとても重要ですが、落としやすいメイクアイテムを選択することも心がけておくと、肌負担の少ないクレンジングを選ぶことができます。

まとめ

毎日のメイクだからこそ、心地よい使用感のアイテムを選び、肌負担の少ないつけ心地であることを意識していきましょう。テスクチャや成分にもこだわることで、結果的に摩擦を起こしにくくしたり、色素沈着の予防につながります。できれば、チップやブラシ、パフやスポンジなどにも肌あたりのやさしい素材を選んでみてください。
世の中にたくさんのアイテムがあるからこそ、少しこだわったアイテム選びをすることで、すこやかな肌状態を保ち、長くメイクを楽しむことができるのではないでしょうか。
ぜひ、この機会に参考にしてみてください。


【イメージ写真 使用ブランド】

https://www.rafuna.jp/

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