春に向けてうるおい豊かな肌づくり開始!
どんなメイクもすべては丁寧なスキンケアから
SKIN
日々のスキンケアで肌を育てよう
まだまだ気温が低い2月は、屋内外問わず肌の乾燥が気になる頃。これから春に向けてメイクもファッションも軽やかになることをイメージして、今のうちから土台となる肌を整えておくのがおすすめです。どんなメイクをするにしても土台となる肌がすこやかであれば、映えるもの。毎日丁寧なスキンケアをする習慣が身につけば、自分自身の肌のゆらぎや変化にも気付きやすくなるメリットもあります。今回の記事でご紹介するのは、基礎的なスキンケアのプロセスとコツです。季節や肌の調子によってコスメを足し引きしながら、朝晩のスキンケアでご自愛タイムを始めましょう。
教わったのは…
教育企画担当 Nさん
アジュバンホールディングスで美容室向けのセミナー企画・運営を担当。コスメに関する最新の情報を届けることで美容師さんをはじめ美容のプロの方々をサポートしている。
重要なのは「肌に刺激を与えないこと」!
大まかなスキンケアの流れとしては
1. うるおす
2. ふたをする
というこの二つが基本です。
すべてのプロセスで常に意識してもらいたいのが、「肌に刺激を与えない」ということです。肌の表皮は、ティッシュペーパーをさいた1枚分と言われるくらいとても薄いもの。日々メイクをしたり落としたりと肌に刺激を与えることで、さらに薄くなっていってしまいます。表皮が薄くなるとバリア機能が失われて、肌のトラブルやお悩みの原因になります。スキンケアをする時は手のひらを使い、肌をできるだけ動かさないようゆっくりとした速度で行うことが理想的です。
【肌にやさしいスキンケアの6ステップ】
① 洗顔後はすぐにプレ化粧水をオン
化粧水をつける前にプレ化粧水を使って、肌がコスメを受け入れる体制を整えます。冬は乾燥で肌の角質が硬くなってしまっている時期です。洗顔後、肌に水分を入れ込もうとしても、硬い角質には化粧水の美容成分がなかなか浸透してくれません。ミスト状のプレ化粧水を使って角層の奥までうるおいを届け、角層の内側からやわらかくしておきましょう。このひと手間がこの後に使うコスメの浸透を助けます。肌は本当に繊細で、洗顔したそばから水分が蒸発していきます。その防止のためにもできるだけ早くプレ化粧水を。
② 化粧水を少量ずつ重ねづけしていく
使用するアジュバンのAE ローションは1回につき500円玉大が適量。この「適量」というのは、最低限これだけの量は使ってくださいねという目安になるものなので、季節や肌の状態によってさらに2〜3回重ねづけをしましょう。その際は気になる部分だけに重ねるのではなく、顔全体に重ねづけをして水分を入れ込みます。特に冬〜春先に乾燥する肌には、化粧水の重ねづけは効果的です。ほかにも1回目につける化粧水を、顔1カ所につき3秒ほど手を止めてしっかりと入れ込んだ際、肌表面に化粧水が残る・肌に浸透していないと感じる時は、水分がなじみにくい肌になっているサイン。角質ケアやプレ化粧水などを使って、美容成分が浸透しやすい肌を目指しましょう。
③ ハンドプレスして化粧水をじっくり入れ込む
化粧水の重ねづけも、肌刺激を極力避けるためコットンは使用せず手を使います。一説に手のひらは遠赤外線効果があり、万能の美容機器とも呼ばれています。また、手のひらの温度がよりコスメのなじみを良くしてくれます。化粧水をつける際もはじめは手がひんやりしていると感じることがあると思いますが、ハンドプレスしているうちに手の温度が肌に伝わってくるはずです。肌が温かくなってきたなと感じた時が手を離してOKのサイン。このサインを感じられたら次の部位へと移動していきましょう。
④ 美容液をやさしく伸ばす
ここからは水分を与えた肌にふたをしていきます。アジュバンではコスメで肌に過剰な油分を与えることは避け、自分の肌で必要な皮脂をつくり出せる肌づくりを目指しています。そのため化粧水の後は油分の多い乳液ではなく、美容液を重ねます。プルプルのジェルをスプレーボトルに閉じ込めたAE エマルジョンを 3~5プッシュを手のひらに取り、顔に伸ばしていきましょう。ここで大切なのは、力の入りすぎない中指と薬指を2本揃えてやさしく滑らせることです。化粧水は顔全体に重ねづけをしましたが、美容液はお悩みの部分に重ねづけしてケアをしましょう。
⑤ クリームを使ってさらに鉄壁のふたを
ここでも油分が少なめのクリームで、化粧水と美容液の上からさらにふたをしていきます。ですが、冬〜春先で肌がゆらいでいる時はここまでのプロセスの見直しをしてみましょう。体調が悪い時、過度な栄養をとることは避けますよね。それと同じように肌の調子が不安定な時も、様子を見ながら化粧水+美容液のみ、または化粧水+クリームのみにするなど調整をすることも大切です。肌の調子が戻ったら、フルラインでのケアを再開しましょう。
⑥ 最後にもう一度ハンドプレスで完成
クリームでふたをし終えたらもう一度ハンドプレスで化粧水、美容液、クリームをなじませていきます。両頬の内側、外側そして額とあごをそれぞれ3秒ほどかけてゆっくりとおさえます。ハンドプレスを終えたらメイク前に30秒〜1分ほど浸透時間をおくと、メイクよれを防ぐことができます。
さらに、スキンケアをする前におすすめしたいことが次の二つです。
1. 体を温めて巡りを良くしておくこと
2. 深い呼吸を心がけてリラックスした状態をつくっておくこと
夜は湯船につかって体を外側から温めたり、朝は温かい飲み物で体を内側から温めたりしておくことが有効です。スキンケアの際、部屋でアロマを用いるなどしてより深い呼吸ができるリラックスした状態で行うことも◎。肌はターンオーバーを繰り返しながら日々生まれ変わっています。丁寧なスキンケアを行うことで、肌が生まれ変わるサポートをすることが大切です。忙しい生活の中で数分だけでもリラックスできる時間を確保して、自分に手間ひまをかけてあげてくださいね。
【使用アイテム】
AE ローション[化粧水]100 mL ¥5,500
AE エマルジョン[美容液]100 mL ¥6,050
https://all-enrich.jp/
AE ミスティ III[美容液]30g ¥13,200
https://ae-rich.jp/
※記載商品の表示価格はすべて希望小売価格・税込価格です。
※所属・部署名・記事内容は2022年1月取材当時のものです。